山路芳久(Yoshihisa Yamaji)−テノール

≪MENU≫
  ・トップへ戻る
  ・プロフィール
  ・コラム
  ・リンク

≪1.初めての声楽≫
  ・声楽って何?
  ・ドイツリートとは

≪2.初めてのオペラ≫
  ・オペラって何?
  ・オペラは難しい?
  ・声種の紹介

≪3.オペラアリアのすすめ≫
  ・アリアって何?
  ・有名なアリア
  ・聞いておきたいアリア

≪4.オペラのすすめ≫
  ・オペラを見る前に
  ・有名なオペラ
  ・見ておきたいオペラ

≪5.オペラ歌手・声楽家≫
  ・ソプラノ(Soprano)
  ・メゾソプラノ(Mezzo Soprano)
  ・アルト(Alto)
  ・テノール(Tenor)
  ・バリトン(Bariton)
  ・バス(Bass)



☆山路芳久
(Yoshihisa Yamaji)

1950〜1988

・日本人テノール。
・軽く、明るい声。
・日本人離れの技術、テンション。

何のオペラか忘れたのですが、ちょい役で出ているのを発見しました。
ほんの少ししか歌わなかったのですが、その存在感にびっくりしました。
本当に日本人か??と思えます。

その外人ならではの発声法、発音、アクセント、テンション、崩し方などが感じられました。
さすがに外国で活躍するだけのことはあるなぁと思いました。

それで少し気になり、リサイタルのCDがあったもので購入しました。

日本人が歌っているとは思えないくらいすばらしい出来だと思います。

声は比較的軽く、それでいて太さもあり、自分好みのテノールです。
ヴィヴラートのかかり方が非常にきれいで、声そのものを前面に押し出すわけではない、
響きを大切にした発声だと思います。
それでいて声に鋭さがあり、ホールの隅々まで響き渡るような感じです。

ほかの日本人テノールと比べても、この人ほど優れたテノールはいないのではないでしょうか。
少なくとも自分はそう思います。

日本人と外国人の違いは、発声もですが、
特に歌に対する熱さ、テンションがまったく違うのではないでしょうか。

山路さんは数少ない、外国人のテンションを持った歌い方をしている人だと思います。
日本人でもここまでできることを証明してくれていると思います。

38歳でなくなったらしいのですが、もしもっと長生きされていたら、
きっとものすごい活躍をされていたのではないでしょうか。
非常に惜しい方をなくしたと思います。