☆ラモン・ヴィナイ(Ramon Vinay)−テノール

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☆ラモン・ヴィナイ
(Ramon Vinay)

1911〜1996

・伝説的ヘルデンテノール。
・声がものすごく太い。
・まさに漢。
・テクニックが巧み。


ヴィナイは、テノール、バリトン、バスと、すべての声種をこなした人です。
自分が知っている(聞いたことがある)のは、テノールです。
ニーベルングの指輪の、ワルキューレで、ジークムントを歌っていました。
最初聞いたときは、バリトンだろ(笑)と思えるような声です。

というのも、とにかく太い声で、中音域の声は完全にバリトンです。
しかし、高音がきつそうということもまったくなく、とにかくかっこいいです!
一度この太い声の高音を聞いてしまうと、他のテノールがぬるく聞こえてしまいます。

その声はとてもするどく、まさしくヘルデンの代表的存在だと思います。

普通の人だったらばててしまうような発声だと思いますが、
ヴィナイは最初から最後までこの調子でいくため大変強い喉を持っていると思います。

これほどの太い声のテノールはこの先絶対に出てこないのではないでしょうか。

残念ながら、その太い声がだたたってか、バリトンやバスにまで手を伸ばしていました。
それが悪いことだとは思いませんが、個人的な趣味としては、
これほど太いテノールはなかなかいないため、
ずっとこのテノールとしての声を聞いていたいと思いました。

ビゼー作曲 ”カルメンより「花の歌」