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≪4.オペラのすすめ≫
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≪5.オペラ歌手・声楽家≫
・ソプラノ(Soprano)
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・アルト(Alto)
・テノール(Tenor)
・バリトン(Bariton)
・バス(Bass)
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☆ピエロ・カップッチッリ
(Piero Cappuccilli)
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1926〜2005
世界を代表するバリトン。
ヴェルディ歌いの王様。
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イタリアのバリトンといえばこの人が代表的存在でしょう。
声楽を学ぶ男性ならまず間違いなく聞いたことがあると思います。
それなのに!一般人にはまず間違いなく知られていない!
位置的には大体あのドミンゴやパヴァロッティと同じくらいであると思うのに・・・(涙)
ヴェルディはもちろん、イタリアもののバリトンの役をやらせたらものすごくかっこよく、天下一品!
力強い声なのですが、柔らかさもあり、聞いていてすごく心地よい声です。
響き方などもすばらしく、まったく無駄がない発声をしていると思います。
発声がここまで完璧だと、自由に表現もでき、歌っていてものすごく楽しいだろうと思います。
歌はこのように歌うのだ!というお手本を示しているようです。
一番やばいと思ったのは、ヴェルディのオペラ「アッティラ」のアリアで、
なんと最後にB(高いシのフラット)にあげて終わるという最高の終わり方をしています。(バリトンなのに)
テノールとの重唱ではお互いはりあっていて、テノールを上回る音量によって、テノールをかき消してしまうことも多々あり、まさにバリトンの王様です!!
「トロヴァトーレ」で、ルーナ伯爵を歌っているDVDがあり、購入してみてみるとものすごく感動しました。
テノールはドミンゴで、あとソプラノが加わった三重唱があったのですが、
全員すばらしく、この一曲だけでも買ったかいはあったと思いました。
すでになくなっているため、生で聞くことはできないのですが、
DVDやCDでオペラのキャストの中にこの人がいるだけで、
これは当たりだ!と思って間違いないと思います。
”アンドレア・シェニエ”より「Nemico della Patria」
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