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第52回
NHKニューイヤーオペラコンサート
感想(1)
2009年1月3日
第52回NHKニューイヤーオペラコンサートをテレビで見ての感想(1)
第一幕
オープニング
☆ワーグナー作曲
〜タンホイザー〜大行進曲
テノールがもう少し力強いとよかった。特に高音で。
全体的にワーグナーっぽさがもう少し出てもよかったと思う。
女性はなかなかよかったと思うが、音程が低いのが目立つ。
男性はもっと鳴らしてほしかった。
華やかさが結構あってよかったと思う。
☆モーツァルト作曲
〜魔笛〜
タミーノのアリア「なんと美しい絵姿」
高野二郎
とてもいい声をしていると思う。声が飛んでいるし、輝いているように感じた。
しかし、高音できつそうだった。途中でもぎりぎりな感じがよくあった。
そして最後の最後で派手にひっくり返ってしまった。
表情がもう少しほしかったが、おそらく余裕がなかったのだろう。
おそらく非常にいいテノールだと思うが、緊張のせいでうまくいかなかったのかと思う。
☆モーツァルト作曲
〜魔笛〜
夜の女王のアリア「復習の心は地獄のように胸に燃え」
安井陽子
日本人でもなかなかやると思った。
細かい動きが苦手なのと、音程がよく上ずっているのが気になった。
緊張がどうとかではないと思うため、この人の甘さではないか。
しかし、それを除けば、表現力もあり、とてもいい夜の女王だったと思う。
☆オッフェンバック作曲
〜ホフマン物語〜
ホフマンのアリア「昔アイゼナハのお屋敷に」
樋口達哉
声はいいと思う。音程が悪い。いい加減に歌いすぎ。
若さゆえのものだと思うが、もう少し気を使ってもよかったのではないか。
難しい曲だと思う。表現もがんばっているのがわかった。
しかし、あまりいい印象は受けなかった。やっぱり音程は大事である。
☆オッフェンバック作曲
〜ホフマン物語〜
オリンピアのアリア「森の小鳥は憧れを歌う」
幸田浩子
非常に難しい曲をよく歌っていた。
声にもう少し輝きがあり、飛ぶ声だともっとよかった。
☆ボイト作曲
〜メフィストーフェレ〜
メフィストーフェレのアリア「私は天邪鬼だ」
佐藤泰弘
もうひとつ抜けた声が出せたらよかった。
あまり飛ばない声の出し方をしていると思う。
それに音程が少し悪い。表情はあるので、惜しいと思った。
この曲は結構好きなので、よく聞いているが、もっと派手に歌っていいと思った。
☆ドヴォルザーク作曲
〜ルサルカ〜
ルサルカのアリア「月に寄せる歌」
佐々木典子
たまに声が胸に落ちるのが気になった。
そういう部分があるせいで、下からずりあげるのが目立ってしまう。
その入り方はあまりよくないと思う。たまに(よく?)音程は低い。
声そのものはよく響いているし、飛んでいると思うのでいいと思う。
☆ワーグナー作曲
〜ワルキューレ〜
ジークムント、ジークリンデ「冬の嵐は過ぎ去り」
ジークムント:成田勝美
ジークリンデ:横山恵子
これほど難しく大変な曲はめったにないと思う。
歌いきった二人に拍手したいと思います。
・ジークムント
もっと澄んだ声というか、楽な発声ができたらいいと思う。
しかし、中間部から後半にかけては表現も発声も非常によかったと思った。
この辺が一番のびのび歌えていたと思う。
・ジークリンデ
たまに音が上ずるのが気になった。
しかし、非常にいい声で、ドラマティックに歌えていると思った。
表情がとてもよかったと思った。
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